【書評】幸せになる勇気/アドラー心理学を生活で実践したいサラリーマンにとって究極の1冊

書評

アドラー心理学の決定版で200万部を超えるベストセラーとなった「嫌われる勇気」。皆さん読みましたか?

まだ、読んでない方はこちらの記事に要約してますのでご覧ください。

そして、「嫌われる勇気」の続編として刊行されたのが、今回紹介する「幸せになる勇気」です。

真っ赤な表紙でインパクトがありますよね。私は、「嫌われる〈青〉」「幸せになる〈赤〉」なんて表紙の色で勝手に分けて呼んでます。

「嫌われる勇気」は読んだけど、「幸せになる勇気」は読んでないという人が結構多いんじゃないでしょうか。そこで、こんな疑問が沸きます。

「幸せになる勇気」 は果たして読むべきなのか?

結論から言うと、〈赤〉を読めば、アドラー心理学の理解が深まります。ただし、先に〈青〉を読んでから〈赤〉を読むことをお勧めします。

この2部作は以下のような構成になっています。

嫌われる勇気⇒アドラー心理学の基礎がわかる本

幸せになる勇気⇒アドラー心理学の考え方を生活に活かす為の本

嫌われる勇気」は、アドラー心理学の大事なエキスを搾り取った入門編。アドラー初心者は、避けて通れない本です。

一方で、「幸せになる勇気」は、アドラー心理学の思想を実践で使う為の応用編。アドラーエキスパートになりたい人は読んでみることをお勧めします。

それでは、「幸せになる勇気」のポイントを要約します。

幸せになる勇気

「幸せになる勇気」から得られる最も大切なこと。

対人関係を極めろ!

これにつきます。

対人関係を極めれば、絶対に幸せになれる!と。

なぜなら、「人間にとって悩みの全ては対人関係の悩み」だからです。

世界は「自分」と「他者」で成り立っている。全ての悩みは「他者」との関わりの中で発生するんです。

アドラー思想は、他者を重視していて、成長の過程で出会う対人関係を「人生のタスク」だとしています。

対人関係から逃げてはいけない、他者に踏み込む勇気が必要だと。

皆さんは「幸せになる勇気」がありますか?

自分から他者を「愛」する

では、幸せになる為に、どんなふうに他者に踏み込んでいけばいいのか?

他者を「愛」せ

これが具体的な答えです。

他者を愛する勇気を持つこと。これは人間にとって「人生最大の選択」だとしています。

ここでいう「愛」は、自分から他者への愛。他者から自分が愛されることは期待しなくて良い。

親や子供、上司や部下、どのような対人関係でも同じ。ありとあらゆる人々を全員「愛」する。

「愛」するとは、全ての他者を無条件で尊敬すること

その人を唯一無二の存在と知り、ありのままを受け入れ、対等な関係を築いていくことです。

「愛」することで「自立」する

自分が他者を「愛」することで、他者はどうなるのでしょうか?

他者が精神的に「自立」します!

「自立」とは、「自己中心性からの脱却」だと言います。

「自立」した人は、他者を愛する心が育まれます。

例えば、子育てにより、子供が「自立」すれば、私と子供の二人の幸せ(=私たちの幸せ)が成立する。

「二人の間の幸せ」が、社会に暮らす人々に広がれば、「共同体感覚」が生まれ、私たち全員が幸せになります。

学校や家庭での「教育」、部下への「指導」、他人への「援助」。

これら全ては、「自立」という目標の為に行うことなのです。

最後に・・・(感想)

アドラー心理学は、「心理学」といいながら、本当に「哲学」的だなと思いました。

素人が考え出すと深みにはまって眠れなくなる。

なので、あまり深く考えず、さらりと感じる位がいいのかもしれません。

人間にとって幸福とは何か?

このアドラー思想の最もコアな課題。

あなたは、この命題に立ち向かう勇気がありますか?