【書評】PITCH LEVEL(ピッチレベル)/サッカー未経験の父親から、サッカー選手を目指す息子への最強アドバイス

書評

小学生の息子が、地元のサッカークラブに通っています。

大のサッカー好きで、練習も試合も楽しくて仕方ない様子。子供の頃の「何かに没頭する経験」は何にも代え難い宝物になります。親としては嬉しい限りです。あとは、勉強もしっかりやってくれれば・・・

ところが、ここで困った問題が!?

父親の私がサッカー未経験。

さらりまん
さらりまん

子供にサッカーのアドバイスができない!!

これは、父親としての威厳に関わる重要な問題です(笑)

権威の失墜は何としても避けなければ・・・と、本屋に行き、サッカーの本を探しました。

「シュートのスキルが上達する本」「絶対抜けるドリブルのテクニック」「ピンポイントで合わせるヘディング技術」など、魅力的な内容の本が沢山あります。

いろんな本を見てるうちに、あることに気付きました。

さらりまん
さらりまん

僕が子供に技術的な指導をするべきではない!

僕はサッカー観戦は大好きですが、競技者としてはサッカー経験がありません。素人の僕が技術的なことに口を出すと、間違った「型」が身についてしまう危険がある。テクニックの指導は、コーチに任せようと思いました。あるいは、技術本やYouTube動画で学んでもいい。

であるなら、僕が息子にアドアイスすべきは、こういうことだと。

さらりまん
さらりまん

サッカーというスポーツに向き合う為の「本質的な考え方」を教えよう!

今度はメンタルに重きを置いた本を探しました。

そしてついに、、、見つけました。

「PITCH LEVEL」(岩政大樹・著/KKベストセラーズ)。この本は、サッカーという競技にどのように向き合えば良いか、広い視野で論理的に分析しています。「サッカー未経験の父親」から「サッカー選手を目指す息子」に伝えてあげる言葉として、僕は、この本から3つのことを感じ取りました。

うまくいかない時、仲間のせいにしない

まず、最初のアドバイスは「人のせいにしない」こと。

私たちは、うまくいかない時、何かと人のせいにしがちです。子供は特にそうですよね。皆さんも思い当たりませんか?

サッカーは勝負ごとなので、点を取れないで試合に負けてしまうこともあります。そんな時、敗れた原因を他人に探してはいけません。

なぜなら、敗れた原因(答え)は常に自分の中にあるからです。

「あいつのせいだ」「審判の判定が悪い」とか言う前に、「自分に何ができたのか」を考えることです。

「 一生懸命プレーしていたか」「自分勝手に動いていなかったか」など、しっかり自分で振り返る。そして「次の試合で自分に何ができるのか」を自分の頭で考えさせることが何よりも大切だと思います。

自分が考えて選択したプレーは常に正解

2つ目のアドバイスは「自信を持ってプレーする」こと。

なぜなら、自信を持って選択したプレーに間違いはないからです。

サッカーの試合は「判断」の繰り返しです。ドリブル、パス、シュート、自分のポジショニングなど常に「判断」しています。

自分の判断、チームメイトの判断、相手選手の判断、審判の判断・・・。ピッチにいる一人ひとりの「判断」の集合体が「試合の結果」です。逆に言えば、結果を決めるのは、個々人の判断ということ。

だとすると、サッカーの試合で自分がやることは、たった1つ。

自分が、その瞬間に複数の選択肢の中から「これだ!」と考えたプレーをするしかありません。

いろんな選択肢があって、その中から自分が判断したプレーは常に最善です。なので、子供には自信を持ってプレーさせることが大事だと思います。

情熱を持って、今できることを一生懸命やる

これまでの2つは、「自分で考え、判断せよ」的な「理屈」っぽい教えでした。

最後の3つ目のアドバイスは、「サッカーに熱中する」こと。情熱的なアドバイスです。

情熱と言いましたが、燃え盛るような情熱というより、楽しんでサッカーに熱中してほしい。

なぜなら、「好きこそ物の上手なれ」 と言うように、「好き(=楽しい)」が一番の上達の近道だからです。

結局「判断力」なども、一生懸命トレーニングすることで磨かれていくもの。

ひたむきにボールを追いかけ、毎日の練習、大事な試合、ひとつのプレーに一生懸命に取り組む。ぶっちゃけ、子供の頃はこれだけで十分です。

最後に

この本を読んで、サッカーだけでなく、子育ての教訓を得ました。 素晴らしい本だと思います。(サッカーに興味がない人は、読み進められないかもしれません)

しかし、こんなアドバイスをしても、今のバカ息子にはピンとこないかも・・・(笑)

いつか、息子にもその意味がわかる時が来ると信じて言い続けようと思います。