【書評】幸福優位7つの法則/サラリーマンは出世しても幸せになれない!?出世を目標に働くと悲惨な末路が待っている

書評

サラリーマンの方に質問します。

あなたは会社で出世したいですか?

僕は某ノンバンクの中間管理職ですが、このように考えています。

さらりまん
さらりまん

これ以上の出世は興味がありません

こんな風に話すと、「お前に実力がないから言ってるんだろ!」と指摘されそうですね(笑)

確かに能力がないのは事実ですが、理由はそれだけではありません。

なぜなら、出世しても幸せになれると思わないからです。

かっこつけた言い方ですが、僕は戦略的に「これ以上の昇進を望まない」という決断をしています。

自分の人生の目的は、「幸せになること」。「幸せになれると思わない」のに、出世しても意味がありません。

ここで、1冊の本を紹介します。「幸福優位7つの法則」(ショーン・エイカー・著/徳間書店)。この本は、色々な自己啓発本の参考文献になっている有名な本です。

この本を読めば、目標達成(=出世)と幸せの関係について、わかりやすく理解できるでしょう。

出世を目的にすると、幸せは永遠にやってこない

昇進を目標にした場合、目標達成すると給料が上がります。地位や名声も手に入れる。

目標を達成したのですから、その瞬間は、幸せになるでしょう。

でも、問題はそのあと。

お金や地位といったものは、手に入れた途端、更に満足できるものが欲しくなります。「もっとカネが欲しい」「もっと出世したい」と・・・

すると、幸せを感じたのも束の間、幸せのゴールテープは更に遠方へと追いやられていきます。

これでは永遠に幸せはやって来ない。

私の周辺にも、昇進を目指して頑張ってる社員が何人かいます。

そういう人を見ていると、周囲に気を使い、上司に媚を売り、言いたいことが言えず、日々プレッシャーの中で与えられた仕事をしていて、とても楽しそうには見えません。

何よりも優先されるべきは、「幸せ」を感じること

もちろん、会社には、出世していく社員も絶対に必要です。出世する社員がいなければ、会社がつぶれてしまいます。

ただ、僕が思うのは、「我慢して自分の思いを押し殺してまで、出世がしたいか?」ということです。

出世を目標にして、周りの評価を気にしながら働くスタイルが「楽しくて仕方ない!」というのならいいんです。そういう人は、将来の目標として「昇進・昇格」大きく掲げるべきです。

逆に言えば、「そんな働き方が楽しいと思わない」人は、悪いことは言いません、今すぐ出世を目標に働くのを止めましょう。

そして、今この瞬間の「幸せ」を感じて毎日を過ごしましょう

「幸せ」というのは、遠い未来に待ち構えているものではありません。今、現在のこの瞬間にも転がっているものです。

この本は、「幸せ」でいることが、いかに優位なものであるか、科学的実験の結果に基づき、説得力を持って語られています。そして、日々の生活の中で「幸せ」を得るための方法を教えてくれる本です。

目標達成(=出世)すると幸せになるのではありません。幸せを積み重ねた結果として、目標達成するもの、と書かれています。僕は、この理屈は間違っていないと思います。

楽しみながら、普通の会社員として過ごすという選択

「2・6・2の法則」をご存知ですか?

会社における、社員の構成割合を示した法則です。

(1)利益を産み出す社員;20%

(2)普通の社員;60%

(3)クビにしたい社員;20%

どんな組織でも、この割合で社員が存在すると言います。

自分が上位2割に入るのか、真ん中の6割に入るのか、僕は、意識的に選択して良いと思います。

さすがに下位2割に入るのは望ましくないですが、真ん中の6割で良しとする選択もあっていいと思います。

上位2割は、出世しなければなりませんし、ある程度の我慢を強いられる。

誤解を恐れずに言えば、自分が上位2割に入らなくても、上位2割を担う他の誰かが必ず登場します。なので、組織は回ります。

出世を目標とせず、楽しみながら、普通のサラリーマンとして過ごすという選択も悪くないのでは?