【書評】20歳の自分に受けさせたい文章講義/書評ブログが書けない悩みを解決します

書評

本を読んだら、その本から得た気づきをアウトプットする。

読書の効果を得る為に、アウトプットは重要です。

なぜなら、アウトプットすることで、本の内容が記憶に残り、自分の血肉となり、我が行動を加速させてくれる(=自己成長する)から。

最近では、書店に行けば、読書術やアウトプットに関する本が数多く並んでいます。どの本も、アウトプットの必要性を強調しています。

これだけ盛んに「アウトプットの重要性」が叫ばれると、「本を読んだら、書評ブログを書こう!」と考える人々が登場します。(僕も、その一人)

ところが、多くの書評チャレンジャーは、ここで大きな壁にぶち当たります。

さらりまん
さらりまん

何を書いたら良いか、わからない

実際、僕も、書評を書き始めた頃は、こんな悩みを抱えていました。

さらりまん
さらりまん

書こうとすると固まってしまい、一文字も書けない・・

この記事では、このような「書きたくても書けない」悩みを解決する方法をお教えします。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(古賀史健・著/星海社新書)という文章術の本が、とても参考になります。

次の3つのポイントを抑えれば、書評を書けない呪縛から解放されるでしょう。

考えを整理して自分の言葉に変換する

なぜ書評を書こうとすると手が止まってしまうのでしょうか?

それは、書きたい内容が頭の中で整理されてないからです。

例えば、僕が「 20歳の自分に受けさせたい文章講義 」の書評を書きたいとします。僕は、この本の内容を理解して「何となく」書きたいことがイメージできている。でも、それは「何となく」という漠然とした「感じ」なんです。

つまり、自分でも良くわからない、頭の中が「ぐるぐる」した状態。言語化される以前の段階です。

この状態(=頭ぐるぐる)を抜け出すことが最初のステップになります。

では、具体的にどうやって抜け出すのか?

(1)本気で考える

(2)紙に書いて思考を整理する

(3)自分の言葉に置き換える

どんなに書くことに成熟しても、本気で考えること無しに、まともな文章は書けません。僕の経験からも、中途半端な気持ちで書くと、魂が抜け落ちたダメな文章が出来上がります。

一生懸命に考えて思考を整理できたら、あとは、読み手に伝わるように自分の言葉にしていくだけ。

本書では、この一連の流れを「翻訳」という言葉で説明しています。

難しい言葉や奇抜なレトリックを使って、うまく書こうとする必要はないんです。

うまく書こうとするから、書けない。書評ブログなどは、易しい言葉でも、充分に伝わります。

書こうとするな、翻訳せよ

20歳の自分に受けさせたい文章講義 ~ガイダンス「その気持ちを翻訳しよう」

書かなくても良いことは、バッサリ切り捨てる

読んだ本について、自分の「想い」を整理していくと、「伝えたい」ことが山のように出てきます。

本を深く読み、本気で考えているほど、溢れる「想い」で一杯になります。

例えば、僕は「 20歳の自分に受けさせたい文章講義 」という本から、次のような気づきを得ました。

・文章のリズム(論理展開)を支える接続詞の重要性

・句読点、改行の適切なタイミング

・文章の導入部分(書き出し)の大切さ

こうした気づきを全部ブログに書いたらどうなるでしょうか?

読み手の立場に立ってみればわかります。どの話題をどのくらいのテンションで読めば良いかわからない。書いた僕ですら、「どれも大事」と欲張るあまり、大切なポイントを見失ってしまいます。

書評ブログを書く際には、不要なものを削っていく「引き算」の発想が良いです。

たくさんの「書きたいこと」の中から、「書かないこと」を決めて除外していけば、本当に自分にとって大切なものが浮かび上がってきます。

「何を書くか?」ではなく、「何を書かないか?」

20歳の自分に受けさせたい文章講義 ~第4講「原稿にハサミを入れる」

読み手を意識して語りかけるように書く

あなたは、文章を書くとき、読者をイメージしていますか?

どんな文章であれ、そこには必ず読者が存在します。

料理を作る目的は、その先に「食べる人」がいるから。それと同じで、文章を書く目的は「読む人」がいるからです。

こう言うと「日記のような文章にも読者がいるのか?」という反論が出そうですが、日記にも読者はいます。他ならぬ「自分」という読者が。

書評ブログを書く際には、「読者」(=ターゲット)を意識することが大切です。

本書では、本当の意味での「読者」は世の中に2人しかいないと断言しています。

1)特定の「あの人」

(2)10年前の自分

(1)の特定の「あの人」とは、例えば「ブログが書けないサラリーマン」みたいに多数派に向けてではなく、「ブログ挑戦を決意した同僚のあいつ」のように特定の1人をイメージして書くこと。

そして、(2)の10年前の自分とは、過去の自分に向けて書くこと。実は、このことは僕が本書から得たホームラン級の気づきです。

僕は今まで、書評ブログを書くとき、「よその誰か」を想定して書き進めていました。

ところが、 ターゲットを「自分」にしても全く問題ないと気づきました。 「あのときの自分に伝えたい」「10年前の自分がこのことを知っていたら」という気持ちで書いても大丈夫。

なぜなら、過去の僕と同じ悩みを抱えている人が、今の日本のどこかに必ずいるから。

実際、このブログも何か月か前の「自分」に向けて書いたものです。

「自分」と「読者(=自分でもOK)」が、2人で向かい合ってテーブルに座り、語りかけるように書いていく感じが良いのではないでしょうか。

「10年前の自分」に語りかける

20歳の自分に受けさせたい文章講義 ~第3講「読者の椅子に座る」

まとめ~ブログを書く前の準備で全てが決まる

書評ブログが書けない「あなた」に伝えたいことは3つ。

さらりまん
さらりまん

1.書こうとしないでシンプルに「想い」を翻訳しましょう

2.書かないことを決めましょう

3.読む人を意識しましょう

おわかりのように、書評ブログを書くときは、書き始める前の準備が最も重要。

なお、書く前の準備の大切さについては、こちらの本も参考になりますので、併せてお勧めします。

僕も最初は、なかなか思うように書けませんでしたが、書く前の準備をすることで、以前よりもスムーズに書けるようになってきました。

兎にも角にも、書く前に思考を整理することです。ちゃんと準備して「頭ぐるぐる」が解消されている状態でキーボードを叩けば、一気に筆が進みますよ!