【書評】なんのために学ぶのか/「勉強好きな父親」から「勉強嫌いな息子」へのメッセージ

書評

新型コロナウィルスの影響で、小学校が休校になって2週間。毎日のように息子が家にいると、学校のありがたみがわかります。

家にいてもゲームばかり。かといって、外で友達とも遊べないし、机に向かって勉強するわけでもない。

そんな状況に「どうしたらいいのか?」と悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。

ご多分にもれず我が家も苦戦中。

しまいには「勉強なんかやりたくない」と言い出す始末。とはいえ「勉強しなさい!」が逆効果なのはわかっている。

こうなったら「どうして勉強しなきゃいけないか?」ということを、父親として息子にしっかり説明するしかありません。

それに関して、「なんのために学ぶのか」(池上彰・著/SB新書)という本を読んで、自分なりの答えを見つけました。

この記事は、「なぜ勉強が必要なのか?」について、父親である僕から小学生の息子へのメッセージです。

「教養」を身につけて自立するために学ぶ

カズ(仮名・小学生の息子)、「なんで勉強しなきゃいけないのか」お父さんが説明するから。少し長いけど、最後まで聞くように。

カズ
カズ

お父さん、何で勉強しなきゃいけないの?

私

それは、カズが自立するためだよ

カズ、これから生きていくと、いろんなことがある。

今だって、誰も経験したことがないウィルスが広がって、世界中が混乱してるよな。

こういうとき、「感染した人かわいそうだなぁ」「ウィルスを発生させた国はヒドイなぁ」で終わってはいけないんだ。

そこから一歩進んで「じゃあ、どうしたらいいのか?」を考えなきゃいけない。

「なんでウィルスが発生したんだろうか?ウィルスの広がりを防ぐためにどうすればいいんだろうか?」

学校を休みするっていうのも、ウィルスの蔓延を防止するために大人がしっかり考えた結果なんだ。

カズ、自分でしっかり考えて、自分の答えをもつことが大切だぞ。

自分なりの考え方を、難しい言葉で「価値観」って言うんだけど、自分の価値観をちゃんともってる人を「教養がある人」と呼ぶ。

お父さんはカズに「教養がある人」になってほしい

どうしてかっていうと、教養を身につければ自立できるから。

「教養」を身につけるには、基礎的な「知識」が必要

極端なことを言うと、教養を身につけて自立できるんであれば、テストの点数が0点だってかまわない(ただし、先生には怒られるぞ)。もっと極端なこと言うと、学校に行かなくたってかまわない。

ただ、すごく大切なことなんだけど、教養を身につけるには「知識」が必要なんだ。

知識っていうのは、学校の教科書にのってるようなこと。

たとえば、分数や少数の計算、漢字の読み書き、世界地図や歴史の出来事、アサガオの育て方や星座の名前・・・みたいなもの。

こういう基本的なことをちゃんとわかっていると、大きくなったときに絶対に役に立つから。自分の意見を決めるときに、こういう知識がカズを助けてくれる。

だから、学校の勉強をしっかりやった方がいいんだよ。

興味をもったことからでいいから、勉強をはじめてごらん。

カズ、わかったな。