【書評】本音で生きる/会社では「そんなの常識ですよ」と言わないのがマジで常識

書評

僕の部署のボスが頭が固く、困ってます。

ボスと話してると、缶コーヒーのBossを飲みたくなる(笑)

うちのボス、パワハラは無いんですが、思考の幅が狭い。

数年前に定められたルールが絶対に正しいと信じきっているのです。

ボスは、よく「それは常識」「そんなの当たり前」と言います。

最近の世の中は、変化のスピードが速い。

昔は当たり前とされていたことが、今では時代遅れなんてことがよくあります。

たとえば、今はみんなスマホをもっています。ちょっと前まではみんなガラケーでしたよね。

今の時代、たった一つ常識があるとすれば、僕はこういうことだと考えます。

さらりまん
さらりまん

「常識だ!」と言わないのが常識

「常識を疑う」ということに関して、「本音で生きる」(堀江貴文・著/SB新書)という本に、おもしろいことが書かれています。

ゼロイチ思考の枠を外す

この本では、「過去の常識を信じ続けることは危険」だと警鐘を鳴らしています。

その理由として、本書にはこう書かれています。

これまでの常識を疑うことなく受け入れていると、「~でなければならない」という思い込みから抜けられなくなってしまう

本音で生きる~ 2章 バランスをとるな!

「常識を疑え」ということです。

常識にとらわれていると、偏った思考しかできなくなってしまいます。

ものごとの見方が「白」か「黒」、「勝ち」か「負け」、「ある」か「ない」みたいに、両極端な選択肢しか頭に入らなくなる。

「Aであるべきだ!」「A以外は絶対ダメだ!」という感じで。

この考え方を本書では「ゼロイチ思考」と呼んでいます。

たとえば、本書ではこんな例をだしています。

いい会社に就職して安定した生活を送る↔️就職できなければ人生終わり

結婚して幸せな家庭を築く↔️結婚できずに孤独な人生を送る

堀江さんの著作を何冊か読むと、「ゼロイチ思考はよくない」という主張がしばしば登場します。

僕も「ゼロイチ思考」には反対です。

なぜなら、「常識を疑う」ことで組織が進化する、ということを実務でも体験しているからです。

進化は常識を破壊するところから始まる

これは、実際に僕の会社であった話しです。

ある担当者が、お客さまから契約解除の申し出を受けました。ところが、その担当者は解約の処理を漏らしてしまった。

こんなことが起こると、この1件のミスに対して、社内は大変な騒ぎになります。

お客さまに迷惑をかけているのですから、当たり前です。

二度とこんなミスが起きないように、徹底的に原因究明と再発防止をおこなう。

だいたいの場合、あーだこーだ議論したあげく、最終的には「再鑑を今まで以上にしっかりやることが大事だ」という当たり前の結論に落ちていきます。

「再鑑」というのは、受付担当者が正しく処理したかを、第三者がチェックすること。

これが、常識でした。

ところが。

昨今は「働き方改革」で業務の効率化が必須です。

1件のミスを防ぐために、ここまでの労力を使う必要があるのか?という話しになりました。

つまり、再鑑に時間をかけすぎではないかと。

【常識】ミスを起こさないためには、再鑑が必須

↓ 

【常識を疑う】多少のミスには目をつぶってでも、業務効率を上げる

「再鑑は絶対に必要だ」と主張する人は、「これからは再鑑に時間をかける必要はない」という意見がでると、こう反論します。

「じゃあ、再鑑は一切やらないんだな」

これが「ゼロイチ思考」です。

「やる」か「やらない」しか、考えられなくなっているのです。(僕の部署のボスが、まさにこの状態)

「再鑑」が大事なのは間違いありません。

ミスすると法令違反になるような業務は再鑑をやめない。ミスしても影響が少ない業務は再鑑をやめる。

つまり、僕たちは、再鑑を減らすということをしました。

これによって、部署の生産性が大きく改善しました。さらにうれしいことに、ミスも減ったのです。

担当者は、「再鑑されない」という意識をもったので、いままで以上に注意深く処理するようになったのです。

進化は、常識を破壊するところから始まる、ということを実感しました。