【書評・感想】語彙力こそが教養である/「言葉につまる」がなくなれば、見える世界が劇的にかわる

書評

この記事は、こんな悩みを解決します。

相手に何かを伝えようとするとき、良い言葉がでてこない

サラリーマンのあなたに、はっきり申しあげます。

「言葉につまる。良い表現が思いうかばない。」 という状態が慢性的に起こるなら致命的です。

今すぐ改善したほうがいいと思います。

なぜなら、円滑なコミュニケーションが取れない人というレッテルを貼られ、どう考えても働くうえでマイナスになるから。

かくいう僕も、言葉にだすのがとても下手くそです。会議などでも、うまくしゃべれず、お客さんと話しても言葉がスラスラ出てこない。恥ずかしい思いをしたことが何度もあります。

「言葉がでてこない」という状態に「言葉にならない」ほど不安を抱えていらっしゃる人に、おすすめの本があります。

「語彙力こそが教養である」(斎藤孝・著/角川新書)という本です。

この悩みを解決する方法は1つしかないのです。

語彙力を徹底的に鍛えること

「語彙」というのは、「語句(言葉)」の「集まり」という意味です。

本書でいうところでは、「言葉をたくさん知っている」ということの他に、「臨機応変に言葉を使いこなせる力」こそ、「語彙力」であるとしています。

言葉つまりの決定的な原因は、語彙力が足りないこと

「言葉」には2つの機能があります。

(1)コミュニケーションの道具

(2)思考そのもの

まず、「言葉」の1つの側面は、相手に何かを伝える手段。つまり、コミュニケーションの道具です。

もう1つは、伝える内容そのもの。伝える内容というのは、自分の頭で考えたこと。つまり、思考です。

頭の中で、どのような言葉が紡ぎだされているかが決定的に重要です。

「言葉が出てこない」というのは、思考が弱いのです。

しっかり思考してしれば、言葉はでてくるはずです。僕も、会議で発言するとき、しっかり準備して思考を整理できていれば、ちゃんとしゃべることができます。

思考を強くするには「語彙力」が大きな鍵を握っています。

言葉をたくさん知っていて、その言葉の使用方法をマスターしていれば、深い思考ができる。

そうなれば、「言葉がでない」や「言葉がつまる」はなくなるはずなのです。

語彙力を鍛える唯一の方法とは

語彙力を鍛えるには、原理的にこの方法しかありません。

膨大なインプットと、絶え間ないアウトプット

なんだそんなことか、と思われるかもしれませんが、本当にこのやり方しかありません。

本を読む、人から聞く、テレビや映画を見る。日々の、こうしたインプットの機会を通じて、言葉をどんどん獲得していくのです。

当然、インプットしただけでは、時間が立つと忘れてしまいます。

インプットしたら、誰かに話す、文章に書くなどして、必ずアウトプットしなければダメです。

これを繰り返すことで、「いつでも使える言葉」として定着していきます。

本書を読むと、語彙力を強化するために必要なインプットやアウトプットの具体的なやり方がわかります。

この本は、美しい日本語が多く使われているので、読むだけでたくさんの言葉に触れることができますよ。

追伸:入社間もない頃、当時仕えた上司がこんなことを言っていたのを思い出しました。「メールにしろ、報告書にしろ、文章を書かせれば、デキる奴かデキない奴か、すぐ見分けがつく。文章には、そいつの思考が反映されているんだ」。今、管理職になってみて、当時の上司が言っていたことが身にしみてわかります。「言葉に出てくる」ということは、仕事するうえで欠かせない能力だと・・・