【書評】バカになるほど、本を読め!/本は一人で読まないこと、それが新時代の読書法

書評

世界はいま、新型コロナウィルスの影響で外出自粛が続いています。

僕の会社も、一部の社員に自宅待機命令がでました。 コロナとの闘いに勝つために、不要不急の外出は避けるのは当然。

家にいる時間が長くなっていますが、読書とブログで時間をつぶす毎日です。

さて、今日はこんな悩みをかかえている方に向けて記事を書きます。

本をたくさん読んでいるのに、成長してる実感がない

「バカになるほど、本を読め!」(神田昌典・著/PHP文庫)という本に、その解決策が示されています。

著者の主張を100%理解する必要はない

まず、前提として、「これからの時代は、どのような読書が必要なのか?」ということを明確にしておきます。

【旧来型の読書】本に書いてあることを、どれだけ正確に記憶しているか

【新時代の読書】⇒自分なりの意見、解決策を見つけ出しているか

「バカになるほど、本を読め」より

本を読んで、自分なりの意見を形成し、そこから新たな知識を生み出していく読書が必要なのです。

本書では、このような読み方を「知識創造型の読書」と言っています。

そして、こんなことも書かれています。

著者の主張を100%理解しているかどうかや、全部読んだか読まないかはどうでもいいこと

「バカになるほど、本を読め」より

これは、僕にとっては良い気づきでした。

これまでの僕は、筆者が言っていることを正確に理解できないと「あ~、消化不良だ!」と、勝手にがっかりしていました。

ところが、筆者の主張を必ずしも全て理解する必要はないと言うのです。

現代文の試験なら筆者の主張を客観的に理解することが求められるけれど、いま僕たちが目指すのは「知識創造型の読書」。

自分ならではの意見を持ち、そこから行動につなげていければ、それでいい。

それさえできれば、ほんの数行の気づきでも、読書の成果としては大きいのです。

本を読んでも、成長を実感しない理由

冒頭の悩みに話を戻します。

本を読んでいるのに成長の実感がない。

その答えは、「知識創造型の読書」 をしていないからです。

ただ本を読んで終わってしまっていては、成長するはずがありません。本を読んだあとが重要なのです。

本書では、この「知識創造型の読書」を実現するために、具体的に3つのポイントを挙げています。

(1)目的志向型の読書をする

(2)複数の人と共に読む

(3)即、行動に結びつける

「バカになるほど、本を読め」より

「目的志向型の読書」とは、本を読む目的を明確にすること。

「何かの役に立ちそう」みたいな、あいまいな目的で読んでいると、どれもこれも重要に思えてきて注意力が散逸してしまいます。そうではなくて、こちらから主体的に必要な知識を「取りに行く」ことが大切と書かれています。

「複数の人と共に読む」とは、一人で本を読まないこと。

人間、一人で考えることには限界があります。いろんな人の「知」を融合すれば、さらに高度な「知」に引き上げることができる。具体的に「読書会」のようなコミュニティに参加することが望ましいと書かれています。

「即、行動に結びつける」とは、得た知識を即座にアクションに変えること。

これが最も重要で、現実を変えるには、行動するしかありません。せっかく気づきを得ても、それで終わってしまっては本を読んだ意味がない。リアルな行動を伴ってはじめて、自身の成長に結びつくと書かれています。

本を月10冊読む僕は、実際に自己成長しているのか

僕自身、本はそれなりに読んでいるんですが、「知識創造型の読書」ができているとは言えない、というのが率直な感想。

本を読んだあとに必ず書評ブログを書いているので、知識の脳内ネットワークは以前よりも充実してきた感覚はあります。読書スピードや、文章力は少しは進化しています。

ただし、まだまだ猛烈な成長に結びついている実感はありません。

その原因は、具体的な行動が全然足りないからだと思っています。

特に「 複数の人と共に読む 」というのは、本書から得た大きな気づきでもあるので、コロナ騒動が収まったときには、本について語り合う仲間を見つけて読書談義に花を咲かせたいと考えています。