【書評】反応しない練習/コロナ不安とリストラの恐怖を解消する、たった一つの方法

書評

・毎日、怒り、不安、悲しみの感情で充満している

・わたしは悩みを抱えやすい性格である

世はコロナに犯され、どうしても前向きになれない。先のことを考えるとマイナスの感情があふれ出してくる。

特にいまは、こういう不安で頭がいっぱいの人が多いのではないでしょうか?

こんな悩みをどうにかして解消したいと考えている方。

「反応しない練習」(草薙龍瞬・著/KADOKAWA)という本をご存じですか?

この本を読めば、古代インドの賢者・ブッダの教えをもとに「悩みを解消する方法」を習うことができます。

ムダなことに反応しない練習をしよう!

いきなり結論から申しますと、本書いわく、悩みを根本的に解決する方法はこうです。

ムダな反応をしないこと

「反応しない練習」より

どういうことか?以下の図をご覧ください。

「悩み」というのは、人間がもつ本能的な欲求に突き動かされた結果、心がピクッと「反応」して、不安や怒りの「感情」になり発生するものです。

ん?ん?ん?

わかりにくいですね(笑)

まず、「欲求」から説明します。人間に備わっている「欲求」には7つあります。

「欲求」は、人間が根源的にもっているもので、どんなことがあっても無くすことができないと考えられます。

例えば、上司や家族から文句を言われるとします。

ボクらには、心の奥底に「周りから認めらたい」という「承認欲」があります。

周りから意に添わないことを言われると、承認欲を満たすために、心がつい「反応」して「うるさいなぁ!」と怒りの「感情」がわき起こる。

心の反応こそが「悩み」の発生原因なのです。

なので、「悩み」を無くすには、いちいち反応しないということ。この一点につきます。

ムダなことには一切反応しない。

仮に、ムダに反応して相手との戦いに勝ったとしても、人間関係が悪くなったりして得るものは何もない。

覚えておきたいのは、「自分にとって有益である」と思うこと以外は一切反応しないということです。

すぐそこまでリストラの恐怖が迫っている!

ちなみに、いま僕が抱えている最大の悩みはこういうことです。

最近特に思うのが、変化のスピードがとてつもなく速いということ。

僕が勤める金融業界も、金融とITを組み合わせた「フィンテック」によって、業務のオートメーション化が進んでいます。

当然に人員削減の動きもある。

コロナ影響で業績悪化は確実。

そんなこともあり、リストラの恐怖におびえています。

ここで、この悩みを吹っ飛ばすために「反応しない練習」を実践してみます。

まず、「安定的に働き続けることで、みんなから認められていたい」という本能的な承認欲求があるのだと思います。

それに心が反応して、「同じ会社に勤めなければならない」「リストラされたら食べていけない」と勝手に判断し、不安な感情がわき起こっていると考えられます。

これは、僕にとってムダな反応であり、一切反応してはいけません。

余計なことに反応しないために、3つ技術を教えます

とは言っても「反応しない」というのは、なかなか難しいですね(悩)

つい、心は反応してしまいます。

そこで、本書を参考に余計なことに反応しない技術を3つ紹介します。

(1)言葉で理解する

(2)全神経を五感に傾ける

(3)今できることに集中する

まずは、「言葉で理解する」こと。

悩みが生じた過程を言葉にしていきます。

「欲求がある」「反応している」「感情がある」と。「ある」ものは「ある」と理解することです。

今回、僕がTwitterに投稿したのも「言葉にしてみる」を実践したものです。

たしかに、言葉にしてみると、悩みの存在を理解できて、悩みがフッとやわらぐ気がします。

それから、「全神経を五感に傾ける」こと。

いま注目されている「マインドフルネス」に近いことをします。

まず、目を閉じます。手を開いたり閉じたり、上げたり下げたりして、「手が動いている」という感覚に全神経を集中させます。

すると、今まで抱いていた漠然とした不安が浄化されていく感じがします。

最後に、「今できることに集中する」こと。

アドラー心理学でもよく言われる「今を生きる」です。

僕らは、未来を生きているわけではなく、いま現在を生きています。

いまこの瞬間に光を当てて、いま自分にできることを考え、行動するしかないのです。

「フロー状態」とか「ゾーンに入る」とか言いますが、とてつもなく今に集中していれば、悩みなど入り込んでくる余地はありません。

最後に。

ムダに反応せず、感情をコントロールする技術。

これこそが、人生を幸せにする最強の武器なんです。

みなさんも、手に入れてみませんか?